目次
1. 7年ぶりのお客様から襖のご相談
2. 高級糸入り襖紙「あかつき」で美しく生まれ変わり
3. 職業柄つい畳に目がいきます
4. 畳の裏返しで襖と合わせて新品同様のお部屋に
5. まとめ
1. 7年ぶりのお客様から襖のご相談
先日、千葉県旭市にお住まいのお客様からご連絡をいただきました。7年前に畳替えをさせていただいたお客様で、今度は襖を新しくしたいとのことでした。
こうして以前のお客様から再びご連絡をいただけるのは、本当にありがたいことです。早速お見積りにお伺いしました。
2. 高級糸入り襖紙「あかつき」で美しく生まれ変わり
お伺いしてみると、襖はかなり日に焼けて茶色くなっていました。長年使っていると、どうしても日焼けで色が変わってきてしまうんですよね。
お客様は「せっかくだから良い素材を使いたい」とのことで、高級糸入り襖紙「あかつき」No.677をお選びいただきました。糸入り襖紙というのは、和紙の中に糸を織り込んだ襖紙のことで、見た目の美しさはもちろん、普通の襖紙に比べて丈夫で長持ちするのが特徴です。
引手も錆びてしまっていたので、こちらも新しいものに交換させていただきました。襖は紙だけでなく引手の状態も見た目の印象を大きく左右しますので、貼り替えの際に一緒に交換されるのがおすすめです。
3. 職業柄つい畳に目がいきます
さて、襖のお見積りにお伺いしたわけですが、私は畳屋ですので職業柄どうしても畳に目がいってしまいます。
すると、この畳がとても良い状態なんです。実はこのお客様、7年前の畳替えの際に熊本県産の良質ない草をお選びいただいていました。さらに日頃からお部屋を丁寧に使っていらっしゃるのでしょう、畳表が艶々の黄金色に変化していました。
良いい草を使った畳は、年月が経つと飴色から黄金色へと美しく変化していきます。これは安価ない草ではなかなか出ない色合いで、良質ない草を選んでいただいたからこその経年変化なんです。素材選びの大切さを改めて実感しました。
4. 畳の裏返しで襖と合わせて新品同様のお部屋に
実は畳表には裏面があり、裏返しをすることでまだ使っていない面を表にして、もう一度新品のような状態でお使いいただけます。
ただし、裏返しにはタイミングがあります。10年を過ぎると裏面も劣化が進んでしまうため、おすすめできません。今回は7年でしたので、裏返しにはちょうど良い時期でした。
お客様にご提案したところ、ぜひやってほしいとのこと。実際に裏返してみると、案の定とても綺麗な状態で、見事な仕上がりになりました。
新しくなった襖と裏返しした畳。お部屋全体がまるで新品のように生まれ変わり、お客様にも大変喜んでいただけました
まとめ
今回は襖の貼り替えでお伺いしたのですが、畳の状態も確認させていただいたことで、裏返しのご提案もすることができました。襖と畳を一緒にリフレッシュしたことで、お部屋の印象が見違えるほど変わりました。
畳の裏返しは、新しい畳表を購入するよりも費用を抑えながらお部屋を綺麗にできる方法です。ただし、裏返しに適した時期は畳替えからおおよそ3〜5年が理想で、遅くとも10年以内が目安です。時期を逃すと裏面も傷んでしまい、裏返しができなくなってしまいます。
畳や襖のことで気になることがございましたら、お気軽に小久保畳店までご相談ください。