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店主ブログ
2023.03.31
畳替えを検討したとき値段に注目すると思いますが、この値段の違いって分かりますか?
なんとなく「良いイ草を使っているんだな」とか「見た目がキレイなのかな」程度で考えられると思います。
大体はその考えで合っているのですが、せっかく国産の良質な畳を使うのなら明確な違いも把握しておきたいところです。
今回は高級な畳を「耐久性」「質感」「見た目」の3つポイントを中心にご紹介させていただきます。
良い畳ほど、長いイ草を使用します。
田んぼで育てられたイ草を刈り取って1番草から6番草ほどまで選別されます。
畳表にする場合は、イ草の中央を使用するので短いイ草だと両端がギリギリになってしまいます。
根っこと穂先が弱いため、安い畳だと短いイ草を使うので端の方が少し肉厚が薄くなります。
長いイ草の中央部分は身がギッチリ詰まっているので良い畳は肉厚が厚く弾力性が増します。
この選別されたイ草を畳表一枚に何本織り込むかによって値段の差が出ます。
安い畳だと約4000本以下になることもありますが、高級な畳では8000本ほど使われると言われており、約2倍の差が出ます。
たくさんイ草を織り込まれた畳は、織り目がぎゅっと詰まって厚みもあるため消耗しづらくなっております。
よって耐久性は高まり長いこと使用できることとなります。
高級な畳は長く良いイ草を使用するため、色のムラがなくツヤのある仕上がりになります。
安い畳は変色することによって色ムラが目立ち、黒い筋のような模様が目立ちます。
初めは青い畳なので違いが分かりにくいですが、年数が経ち飴色になると安い畳の方が変化が生じやすくなります。
肉厚が詰まった畳は弾力性が高いため、踏んだ時の踏み心地が柔らかく感じます。
そしてツヤもあるため、手で触ると滑らかにすべる感覚を感じることができます。
反対に安い畳は、イ草の本数が少ないため摩擦が生じやすく、引っ掛かりを感じることもあるかもしれません。
こういった使用感にも値段の差が出てきます。
直接、畳の上で横になることが多いのであれば、良質な畳の方が心地よく感じることができるでしょう。
他にも農家さんの違いで値段の差が出たりなど細かいところはたくさんありますが、ざっくり説明させていただくと、この3つがポイントになるかなと思われます。
普段は物置部屋やペットを飼っていて汚されてしまうという事であれば普及品をお選びすることをおすすめしますが、毎日使っているお部屋やお客様をお呼びする客間なので見た目を重視されているなどであれば、高級品を選んでも良いかもしれません。
安い畳よりも耐久性が段違いなので長い目で見れば何度も畳替えするよりも手間はないかと思います。
当店としても、国産の畳の良さを味わっていただきたいという思いで毎日畳表を吟味して仕入れております。
国産の良い畳を使いたいという方は是非、当店をご利用ください!
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