営業時間 8:00~18:00
店主ブログ
2023.03.31
この写真を見て何か違和感を感じませんか?
2枚だけ色が違って見えるんです。
畳替えをすると何枚か変色をしている畳があり、材料が違うのではと思われる方もいらっしゃいます。
これは違う畳を使っているわけではなく、全て同じ農家さんが作った畳表を使用しています。
では、なぜこのように違って見えるのでしょうか?
目次
写真を見てみると、やはり色の違いが気になりますよね。
色の違う畳には、共通点があります。
それは、畳の向きです!
同じ向きの畳は、同じ色をしていますよね。
近くて見ると分かりやすいのですが、畳の目の向きが縦と横になることにより、光の反射が色の映し方を変えているのです!
特に畳替えしたばかりの青い畳はより違って見えるですよね。
なので、違う畳を使っている訳ではないのでご安心ください!
畳を同じ向きにしてしまえば、色の変化はありません。
でも、写真のように真っすぐに畳が敷いてあるのってあまり見かけませんよね?
これは日本の風習で、昔は冠婚葬祭といった慶事ごとで畳の敷き方を変えていたんです。
真っすぐ敷くことを「不祝儀敷き(ふしゅうぎじき)」と言い、葬儀などの行事で使われていました。
お寺などで見かける敷き方です。
よく目にする、ぐるっと回した敷き方を「祝儀敷き(しゅうぎじき)」と言い、おめでたい行事で使用されていた敷き方です。
この名残で、一般家庭では回すような敷き方が主流になったんだと思われます。
最近よく目にするようになったのが、半畳市松敷きです。
畳1枚を半分にし、畳縁を付けずに目の向きを交互に入れることで市松模様に見せるオシャレな敷き方です!
2種類のカラーを使っているように見えますよね。
今では、3種類以上のカラーを使った畳まであります!
フローリングと違い自由にカスタマイズできて、飽きたら別のカラーに変更もできてしまいます!
オシャレ好きな方は是非試してみてください!
当店では畳を収めた後、色が違って見える理由を必ずご説明しておりますが、何も知らなければ違う畳だと思ってしまう気持ちも分かります。
光の当たり具合によっては、全然色が違って見えますからね。
畳替えを検討されている方で、敷き方も変えてみようかなと思ったら畳屋に相談してみてください!
お部屋の構造上、あまり半畳が似合わないとかも考えられるので、しっかりとアドバイスを受けたうえで決断された方が良いかもしれません。
分からないことや不安な点がありましたら、ぜひお電話ください!
畳・襖・障子・網戸・エアコンクリーニング
小久保畳店(株式会社コクボ)
TEL0479-62-1722
安心の畳の打ち直は厳選素材にこだわる国産専門の地域密着店へ
営業時間 8:00~18:00
1日仕上げ対応エリア:千葉県旭市、匝瑳市