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店主ブログ
2023.02.08
先日、畳替えの依頼を頂いたお客様からこんな質問を受けました。
「寝室の畳だけすごく凹むんですけど表替えできますか?」
二部屋の畳替えだったのですが、居間と寝室で畳の傷み具合が全然違いました。
寝室にはゴザの上に布団が敷いてあり、その部分だけ「シロアリ被害かな?」と思ってしまうほど踏むと沈みました。
結果、寝室の畳は表替えができず畳床を新調することになりました。
布団を常に敷いている状態のことを、「万年床」と呼びます。
万年床は畳にどういった影響があるのか、今回のお客様を例にご説明させていただきます。
実際にゴザを外し畳の状況を確認してみました。
近くで見てみると、畳表がしわくちゃに
畳が湿気をたくさん吸って、畳床はかなり傷んでいました。
床板まで湿気は届いており、少し濡れています。
人は寝ている間にコップ1杯分(およそ200ml)の汗をかくといわれ、その汗は毎日布団にも染み込んでいきます。
その湿気を畳が吸ってしまいこうなってしまうんですね。
本来であれば二部屋の表替えが可能な時期だったのですが、寝室は畳床も替えることになりました。
つまり、敷きっぱなしの状況は畳を傷めることに繋がり寿命も短くなってしまいます!
さらには、カビやダニの温床にもなりやすので健康被害にも気を付けたいところですね。
もし、敷くのであれば次のポイントを把握しておきましょう。
とにかく湿気を溜めない意識を持ちましょう。
方法としては
・布団はたたむ習慣をつける
・換気をし風通しを良くする
・掃除機をかける
・布団を天日干しする
・布団乾燥機を使う
こういったことを心掛けてあげると畳の寿命も大幅に変わってきます!
当たり前のことだと思われるかもしれませんが、非常に大事な部分になります。
布団を敷くことはけして悪いわけではありません。
ただ、その分メンテナンスをしてあげないと結果的に早期の畳替えやカビやダニの心配に繋がってしまいます。
もし、メンテナンスが難しいといったことであれば、和紙表を使うなどして工夫することもできます。
↓和紙表についてはこちら
今回のお客様も和紙表をお選びいただき、カビのリスクなどを最小限に抑えることにしました!
常に布団を敷いているという方がいらっしゃったら、今一度畳を確認してみてください。
不安な点や心配があるのであれば、遠慮なく当店にお電話を!
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