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店主ブログ
2022.11.22
ご自宅の畳で虫を見かけたことはありませんか?
畳が発生源と思われがちですが、ほとんどが外から虫が侵入し、畳に住みつくといったケースになります。
稲わらでできた畳床の場合、中で繁殖する可能性もあります。
それに虫にもいろいろな種類があり、中には人を刺す虫もいます。
今回は、その虫の特徴や対策方法についてご説明させていただきます。
畳に住みつく虫は数種類います。
人に害を与える虫や、無害だが他の害虫の餌となる虫など。
代表的なものの一部を紹介します。
(1)ダニ
体長0.2~0.8mmで目で見ることは難しいです。
人を刺すダニと刺さないダニがいますが、ツメダニという種類は暖かくなると活発になり、刺されると赤く腫れ強い痒みが生じます。
畳に住みつく他の虫を捕食するため、ダニ以外の虫を見つけたら発生に注意しましょう。
(2)チャタテムシ
体長1~2mmほどの褐色の虫です。
湿度が上がると多く発生し、カビなどを好みます。
この虫自体に害はありませんが、チャタテムシを捕食する害虫が現れる可能性があります。
(3)シバンムシ
体長2~5mmで赤褐色のゴマのような丸い形をしている虫です。
人体に害を与えることはありませんが、畳表に穴をあけます。
畳に小さな穴がいくつかあったらシバンムシの仕業だと思われます。
冒頭で話した通り、畳が発生源である可能性は低いです。
外から入ってきた虫が、住みやすい環境により繁殖をするという原理です。
虫が繁殖しやすい条件は
・湿度が高く日当たりが悪い
・掃除をせずホコリやカビが溜まっている
・食事の食べこぼしがある
・ペットを飼っている
など様々な理由が考えられます。
虫が住みづらい環境を維持することが大事です。
・部屋の換気や掃除をこまめに行う
・カーテンや障子を開けて日当たりを良くする
・何かこぼしたらすぐに拭く
こういったことを常に意識してあげるとかなり予防につながると思います。
ただ、屋外の環境で虫がどうしても侵入してきてしまう方もいらっしゃると思います。
そういった方は、畳の下に防虫シートを敷くことをおすすめします。
床下からの虫の侵入を防ぐのでとても効果的です。
実際に虫が発生してしまった場合、駆除するためには殺虫剤を使うことになります。
その際は、殺虫効果のある虫の表記を必ず確認してください。
スプレータイプや燻煙剤など様々なタイプがあるので、その時の状況に応じて使用しましょう。
ただ、根絶するのは難しいと思われます。
「殺虫剤のニオイがつくのが嫌だ」「畳の中に虫がいると落ち着かない」という方は、畳自体を新しくしてしまうのも一つの手です。
今の畳床は、わら床ではなく新建材を使用したものが主流となっております。
わら床よりも費用が安く、断熱や防虫に関してはこちらのほうが優れています。
畳替えの時に、床も入れ替え防虫シートを敷けば、虫の被害は最小限に抑えられます。
畳はフローリングと違い、クッション性があるので横になって昼寝をしたり、こたつを敷いたりすると気持ちが良いですよね。
ただ、そこに虫がいるというだけで台無しになってしまいます。
私たちは虫と共存していると割り切ってしまえば楽かもしれませんが、苦手な方はそうはいきませんよね。
実際に虫が出てしまい対処法が分からない方はご相談ください。
直接見てみて、虫の種類や対処法などアドバイスさせていただきます。
みんなで心地よい畳ライフを送りましょう。
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