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店主ブログ
2023.06.09
エアコンの機能は、主に「冷房」「暖房」「除湿」「送風」の4つ分かれます。
冷房と暖房に関しては、季節によって使い分けされると思いますが、除湿と送風に関しては使ったことがない方もいるのではないでしょうか?
機能や電気代に関する知識を得ることによって、節電やより良い環境づくりを可能にすることが出来ます。
これから本格的な夏に向けて、賢いエアコンの使い方をご紹介させていただきます。
なぜエアコンが空気中の湿度を下げることが出来るのかご存じでしょうか?
夏は湿度が高くて、冬は乾燥している。
これは空気中の水分が、気温によって変化しているからです。
「熱い空気はたくさん水分を持てる」
「冷たい空気はあまり水分を持てない」
このように理解してもらえれば分かりやすいかと思います。
夏場に冷たい飲み物をコップに入れて置いておくと、コップの周りが結露して水滴がつきますよね?
周りの空気が冷やされ、空気中の持てる水分量が減り、持てなくなった水分が結露し水滴と変わります。
エアコンも同じで、除湿機能を使うと少しだけ気温を下げて、空気が置いていった水分をエアコンが集めるという仕組みになります。
これを「弱冷房除湿」と言います。
性能の高いエアコンだと、一度除湿をして冷やした空気を再度暖めて放出する「再熱除湿」という機能もあります。
気温が下がらないため、洗濯物の部屋干しなどで使われることが多いです。
ただ、空気を冷やしてからまた温めるので、消費電力は一番多いです。
この機能は文字通り、温度を変えずに風だけを送る機能になります。
あまり使われない機能だと思いますが、エアコンのメンテナンスで活躍することが出来ます。
冷房や除湿を行ったエアコンは、内部が結露し多湿な状態になります。
そうなると「カビ」の繁殖が活発になり、エアコンが汚れていきます。
送風機能を使うことによって、エアコン内部の乾燥を早めることができ、カビの発生を抑えることが出来ます。
電気代も安く、冷房を使用した後2時間ほど送風してあげるとキレイな状態のエアコンを保てると思います。
ただ、内部クリーン(カビ防止)機能があれば、送風を使う必要もないので、あまり使用する機会はないのかもしれません。
やはり電気代で使い分けしたいという方も多いのではないでしょうか?
それぞれの機能によって掛かる電気代は変わってきます。
使っているエアコンの機種や汚れ具合などで消費電力は変わってくるので一概にいくらとは言えませんが
電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×1kwhあたりの電気料金単価(円/kwh)
で求めることが出来ます。
消費電力はカタログや取扱説明書で確認しましょう。
イメージとしては
再熱除湿>冷房≧弱冷房除湿>送風
といった形になります。
夏場で少しでも電気代を下げたい方は、冷房の設定温度を控えめにするか、弱冷房除湿を使用することをおすすめします。
以上のことを参考にしていただければ、機能の使い分けが出来るのかなと思います。
電気代を気にする方は、控えめな冷房かドライ(弱冷房)で、気温が高くなければ、体感温度を下げれる送風もありです。
肌寒い日は再熱除湿で気温を下げずに除湿だけ、とても暑い日は体に負担のかからない程度の冷房を使用すると良いでしょう。
機能面以外で電気代を下げたい場合は、こまめなフィルター掃除やエアコンクリーニングがおすすめです。
古いエアコンは消費電力も多いので、省エネな新しいエアコンに買い替えるのも策かと思います。
電気料金も上がってきていますので、今年の夏は賢く快適な環境を作っていきましょう。
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