目次
1. 昨年襖を貼り替えたお客様から、今度は畳のご依頼
2. 再びお伺いして聞かされた、思いがけないお話
3. 新盆を新しい畳で迎えたいという奥様のお気持ち
4. 熊本県産い草で仕上げた6畳の和室
5. まとめ
1. 昨年襖を貼り替えたお客様から、今度は畳のご依頼
皆さん、こんにちは。千葉県旭市の小久保畳店です。
先日、昨年の11月に襖の貼り替え工事をさせていただいたお客様から、再びご連絡をいただきました。今度は畳を新しくしたいとのことでした。
実は昨年、襖の工事を終えてお引渡しした際、綺麗になった襖をご覧になって「今度は畳も新しくしたいね」と、ご夫婦で喜んでおられたんです。そんなお話を覚えていてくださり、こうしてまたお声をかけていただけるというのは、職人として本当にありがたい事です。私もまたお会いできるのを楽しみに、お宅へ伺いました。
2. 再びお伺いして聞かされた、思いがけないお話
ところが、お宅に伺ってお話を聞いてみると、思いがけないことを聞かされました。なんと、昨年の襖工事のあと、旦那様がお亡くなりになったというのです。
昨年お会いした時には、あんなにお元気でいらしたのに・・・。私も正直、にわかには信じられませんでした。ついこの間まで、奥様と並んで綺麗になった襖を眺めて喜んでおられたお姿が、今でも目に浮かびます。
こうしてご縁をいただいたお客様のことは、工事が終わってからもずっと心に残るものです。それだけに、このお話を伺った時には言葉が見つかりませんでした。
3. 新盆を新しい畳で迎えたいという奥様のお気持ち
今年、旦那様は新盆を迎えられます。その新盆を、新しい畳で旦那様をお迎えしたい、それが奥様のお気持ちでした。
昨年、ご夫婦で「次は畳を新しくしようね」と話しておられた、そのお約束を、今度はお一人で叶えようとしておられる。奥様のそのお気持ちが、私には深く心に染みました。
畳を新しくすることが、ただお部屋を綺麗にするということではなく、旦那様への想いを形にすることなのだと感じ、私もこのお仕事を心を込めてお引き受けしました。ご夫婦でされたお約束のお手伝いができることを、ありがたく思いながら作業にあたりました。
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4. 熊本県産い草で仕上げた6畳の和室
今回の施工は、6畳の和室の畳の表替えです。表替えとは、畳の土台となる畳床(たたみどこ)はそのまま使い、表面のい草(畳表)と縁(へり)を新しいものに張り替える工事のことです。畳床がしっかりしている場合は、表替えで新品同様の和室に生まれ変わります。
新しい畳表には、熊本県産のい草を使わせていただきました。生産農家は森 正司さん。国産、それも熊本県産のい草は、香りが豊かで丈夫さにも定評があり、安心してお使いいただける上質な畳表です。新盆という大切な節目に旦那様をお迎えするお部屋ですから、しっかりとした国産い草で仕上げさせていただきました。
畳の縁には大宮縁の市座(いちざ)No.5を合わせました。縁はお部屋の印象を左右する大切な部分で、い草の色合いと調和する落ち着いた縁をお選びいただいたことで、和室全体が品よくまとまりました。
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昨年貼り替えた襖もまだ新しく、そこへ新しい畳が加わったことで、お部屋は新築同然に生まれ変わりました。仕上がりをご覧になった奥様も、見違えるようになったと喜んでくださいました。
5. まとめ
今回は、昨年襖を貼り替えさせていただいたお客様から、新盆を前に畳の表替えのご依頼をいただきました。ご夫婦でされたお約束を、奥様が旦那様への想いとともに叶えられる、そのお手伝いをさせていただいたお仕事でした。
畳の表替えは、畳床が傷んでいなければ、い草と縁を新しくするだけで新品同様の和室によみがえらせることができます。大切なご家族をお迎えする節目や、気持ちを新たにしたい時に、和室を整える一つの方法として知っていただければと思います。
今年の新盆、新しい畳の上で、奥様が穏やかに旦那様をお迎えになれますように。そんな気持ちを込めて、このお仕事をさせていただきました。畳や襖のことで気になることがございましたら、千葉県旭市の小久保畳店までお気軽にご相談ください。