目次
1. お供え物による畳の汚損とその対応
2. 縁の統一による美観の向上
3. 新畳と裏返しの色合わせテクニック
4. 仏間の空間づくりとお客様の満足
5. まとめ
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1. お供え物による畳の汚損とその対応
今回は茨城県行方市のお客様から、なんとも珍しいご相談をいただきました。
「お仏壇の前の畳にメロンをお供えしたら腐らせてしまって…」
実は、この手のお困りごとは意外と多いんです!
お供え物って、どうしても長時間置いておくことになりますよね。
特に夏場のメロンなどの果物は、気づかないうちに腐ってしまって、畳にまで染みてしまうことがあるんです。
今回のケースでは、なんと床板まで染みてしまっていました(><)
これはもう、表替えでは対応できません。
新畳に入れ替える必要がありました。
お客様も最初は「そんなに大変なことになってるなんて…」と驚かれていましたが、私も長年この仕事をやっていて、こういうケースは何度か経験があります。
お仏壇周りは特に湿気がこもりやすい場所でもあるので、注意が必要なんですよね。
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2. 縁の統一による美観の向上
さて、ここで一つ問題が発生しました。
実は前回の畳替えは他店さんで施工されていたため、同じ縁がなかったんです。
こういう場合、どうすれば良いでしょうか?
私が提案させていただいたのは、残りの畳も全て裏返しにして、当店の縁で統一することでした。
使用したのは**大宮縁暮四季No.60**という縁です。
なぜ裏返しを提案したかというと:
– 前回の表替えから5~6年しか経っていない
– 裏面がまだ十分使える状態だった
– 縁を統一することで見た目がスッキリする
お客様には事前にしっかりと説明させていただき、ご理解いただけました。
ありがたい事です。
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3. 新畳と裏返しの色合わせテクニック
ここからが職人の腕の見せ所です!
新畳と裏返しでは、どうしても色の違いが出てしまいます。
でも、適切な畳表を選ぶことで、この違いを最小限に抑えることができるんです。
今回使用したのは**市松表**です。
市松表の特徴
– 色合いが比較的落ち着いている
– 裏返しした畳表との色差が少ない
– 品質が安定している
– 仏間にふさわしい上品な仕上がり
畳表選びって、実は経験と知識が必要な作業なんです。
同じイ草でも、産地や品質によって色合いが全然違うんですよね。
お客様に実物をお見せしながら説明すると、「そんなに種類があるんですね!知らなかった!」と驚かれることがよくあります。
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4. 仏間の空間づくりとお客様の満足
施工が完了すると、お客様からうれしいお言葉をいただきました。
「ソファーなども処分して、仏間らしくスッキリしました!」
実は、お客様は畳替えを機に、お部屋の模様替えも考えていらっしゃったそうです。
新しい畳に変わることで、お部屋全体の印象も変わりますからね。
そして、もう一つ驚かれたのが裏返しの仕上がりです。
「前回の表替えからまだ5~6年だったので、思ったより綺麗な裏返しだと驚いていました」
これは私もうれしかったですね!
実際、5~6年程度であれば、裏返しで十分美しく仕上がることが多いんです。
ただし、これは普段のお手入れがしっかりできていたからこその結果でもあります。
奥様の寝室も施工
実は今回、お仏壇の前だけでなく、奥様の寝室も一緒に施工させていただきました。
「せっかくだから」ということで追加でご依頼いただいたんです。
一度にまとめて施工することで、色合いの統一感も出ますし、お客様にとっても効率的ですよね。
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5. まとめ
今回の茨城県行方市での施工を通じて、改めて感じたことがあります。
お供え物による汚損は意外と多い問題で、縁の統一で見た目の印象が大きく変わることを実感しました。
適切な畳表選びで新旧の色差を最小限に抑えることができ、何よりお客様とのコミュニケーションが満足度向上のカギだと感じています。
お仏壇の前という大切な場所だからこそ、丁寧に、そして心を込めて施工させていただきました。
お客様に「仏間らしくスッキリした」と言っていただけたのが、何より嬉しかったです!
皆さんも、畳のことでお困りのことがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談くださいね。
私たち職人が、お客様の笑顔のために、最適な解決策をご提案いたします!